段ボールができるまで

皆さんが通常目にするダンボール箱は2つの工程を踏み製造されます。

出羽紙器製作所ではその2つの工程を一貫して行うことにより作業効率をアップし、低価格、短納期で段ボール箱を提供することができます。

▸工程1 段ボールシートを作る

段ボールシートは3枚の紙(段ボール原紙)を貼り合わせて作ります。

まず、中芯(なかしん)と呼ばれる1枚の紙を波状に成形します。
その波状の紙を2枚の紙で挟み、糊で接着することに長大な段ボールシートが出来上がります。
その後、罫線を入れ、適切なサイズに裁断することにより段ボール箱を作る材料となる段ボールシートの出来上がりです。

▸工程2 段ボール箱を作る

段ボールシートに、お客様の要望に応じて印刷をします。

印刷後の段ボールシートに切込みを入れたり、抜き型を使い抜くことにより適切な形に成形します。
最後に端を糊で付け箱としての形となります。

☆製造工程がもっとわかる動画を公開中

 段ボールシートについて

 段ボールシートについて

段ボールシートとは、中しんと呼ばれる波形に成形された紙に、ライナーと呼ばれる真っ直ぐな紙を貼り合わせたものです。中芯とライナーには様々な種類があります。その組み合わせにより重さや強度の異なる多様な段ボールシートを作ることができます。

また、段ボールシートの厚さも数種類あり当社では5mm(Aフルート)、3mm(Bフルート)、8mm(Wフルート)の段ボールシートを製造しています。
紙幅も850mmから1,600mmまで用意しており小ロットに強みを持っています。

 FSC®認証/CoC認証段ボール

 FSC®認証/CoC認証段ボール

当社ではFSC®認証を取得しています。(FSC®C137692) 認証マークを段ボールに印字することが可能です。

FSCについて

Forest Stewardship Council® (FSC:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に広めることを目的とする国際的な非営利団体です。

FSC 認証は、責任ある管理をされた森林と、限りある森林資源を将来にわたって使い続けられるよう適切に調達された林産物に対する国際認証制度です。

FSCマークが付いている製品を選ぶことは、森を大切にすることにつながります。

FSCジャパンのHPはこちら。

他にも出羽紙器製作所ではSDGsへの取り組みを行っております。紹介ページはこちら。

 段ボール箱

 段ボール箱

段ボールは軽さや強度、衝撃吸収性に優れた梱包資材です。
一般的なみかん箱をはじめ、さまざまな形状の段ボール箱を製造しています。
梱包する商品の大きさ、形状、重さ、用途に合わせて最適な段ボール箱をご提案いたします。
脱プラスチックのための段ボール緩衝材や、段ボールパーテーション・段ボール什器などの段ボール製品もオリジナルで設計いたします。
また、段ボールに印刷する印刷のデザインも承っております。

 定番段ボール箱の形状

 定番段ボール箱の形状

段ボール箱には様々な箱のタイプがあります。
「どのような物」を「どこに送りたいか」をヒアリングし、最適な段ボール箱を提案させていただきます。
下記は段ボール箱の一例です。

A式段ボール箱

最も標準的な段ボール箱です。底面と上面はテープで封をして使います。

多等式(ヤッコ)段ボール箱

本やカタログ、DVDなどの平らなものを梱包する際によく使われます。

アメロク式段ボール箱

底面はテープを使う必要がありません。軽量物に梱包に向いています。

C式段ボール箱

身と蓋に分かれた箱です。側面はステッチ止めになっています。底が1枚の面になっているため底抜けの心配がありません。

N式段ボール箱

1枚の紙を組み立てて箱にします。見た目がすっきりしていて、内箱によく使われます。

ワンタッチ式段ボール箱

底の部分に糊貼り加工がされています。底の角の部分を押すだけで簡単に箱になり、組立時間が短縮できます。

段ボールスリーブ

製品の保護などに使用されます。

段ボールパッド

緩衝材や製品の保護、箱の強度アップに使用されます。

段ボールけい線入りパッド

緩衝材に使用されます。コの字型・ロの字型・メガネ型があります。

段ボールポスターケース(S式)

様々な形状のものからお選び頂けます。

特大サイズ箱

半A式とスリーブで構成されます。(PPバンドで結束していただく必要があります)

文書保存箱

底面が平らでテープレス。底抜けもしない優れものです。